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2023年3月07日 N&A Art SITEにて 川内理香子 個展 “line & colors”開催決定(3/25-4/27)

N&A Art SITEでは、2023年3月25日(土)から4月27日(木)まで、川内理香子の個展 "line & colors" を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名: 川内理香子 "line & colors" 会期:      2023年3月25日(土)―4月27日(木) 12:00-17:00 (日)(月)休 会場:      N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6 / 東急東横線中目黒駅より徒歩5分) 主催:   エヌ・アンド・エー株式会社 協力:      WAITINGROOM ※展示作品は全て販売いたします ※作品のご購入は会場でのお申込制です(メール等でのお申込は頂けません) 申込期間:2023年3月25日(土)―4月8日(土) 開廊時間中のみ受付 ■オープニングレセプション 3月24日(金)17:00-19:00 (作家在廊予定) このたびエヌ・アンド・エー株式会社が企画運営を行うN&A Art SITEでは、川内理香子の個展 "line & colors" を3月25日(土)から4月27日(木)まで開催いたします。 川内は食への関心や身体への違和感を起点とし、身体と精神、もしくは自然と思考の相互関係の不明瞭さを主軸に、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やゴムチューブ、樹脂やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作しています。なかでも油彩作品では、油彩絵具を厚く塗り、その上からペインティングナイフの先端で絵具を削るように線を描く独特の手法が用いられています。本展で展示される13点の新作油彩作品には、レヴィ=ストロースの神話分析から着想を得た動物や植物のモチーフと人体や人間の頭部が混然と配置されており、川内独特の身体観や生命観が感じられます。 本展は、弊社代表の南條史生による企画展シリーズ「NANJO SELECTION」の第1弾として開催いたします。 ■NANJO SELECTIONについて このほど、N&A Art SITEにおいて、NANJO SELECTIONという現代美術展のシリーズを開始します。 長年、現代美術の普及に尽力し、その間多くの作家、作品に出会ってきましたが、それでもまだ新しい発見を求めて、内外多数の展覧会を見て歩いています。そして多くの作品に出会い、作家との対話を重ねた中から、表現上の独自の発展を模索し、成果を上げ始めている比較的若手の作家に焦点を当て、その活動を紹介していきたいと思います。 決して万全とは言えない日本のアート環境の中で、新しく登場した作家たちの意義ある業績を美術史の文脈の中に位置づけながら国際的に紹介していくことは、日本の美術業界の喫緊の課題だと思われます。 1年に4人程度の作家を逐次ご案内申し上げます。ぜひご覧ください。 vol. 1 川内理香子について 「しばしば線は思考であり、色は感情であると言われる。別な解釈をすると線は精神であり、色は肉体である、とも言えるだろう。(中略)私は川内の作品に、この二者の間の緊張を感じとる。線と色は互いの役割を持って画面を埋める。それは精神と肉体の対立と協働のように見える。それが止揚されて作品の総体に昇華する。 その結果、川内の作品には精神の自由、解放、自身の存在への洞察と関心、外に広がる世界への恐れと愛を読み取ることができる。イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンは、『異質な他者とともにあることを、喜びと感じることが愛である』という意味の文章を記している。川内の作品のダイナミズムは対立と矛盾を抱擁し、包含することに由来する『愛』から生じているのではないだろうか。」 —『川内理香子 “line & colors”』図録(2023年発行)より抜粋 南條史生 NANJO SELECTION vol. 2は7月上旬頃より開催を予定しております。 ■同時開催 Rikako Kawauchi solo exhibition human closely 2023年3月26日(日)―4月24日(月) 11:00-19:00 不定休 Lurf MUSEUM(代官山駅より徒歩5分) 150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1-1F 2F ■川内理香子 Photo by Sakiko Nomura 1990 年東京都生まれ。2017 年多摩美術大学大学院・美術学部・絵画学科・油画専攻修了。東京を拠点に活動。多摩美術大学在学中の2014年に参加した公募グループ展『CAF ART AWARD 2014』で保坂健二朗賞を受賞、15年に新進アーティストを対象にした公募プログラム『shiseido art egg』に入選し資生堂ギャラリーで個展を開催、shiseido art egg賞も受賞。22年には『VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』にて大賞のVOCA賞を受賞、同年ドイツのVAN DER GRINTEN GALERIEにてヨーロッパ圏での初めての個展を開催するなど、近年、国内外から注目を集める気鋭のアーティストである。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) 担当:大澤、竹ヶ鼻、新居 press@nanjo.com 03-6261-6098 サムネイル画像 1 TALKING TO YOU, 2022, oil on canvas, 130.3×97 cm 2 WINDY, 2022, oil on canvas, 162×130.3 cm 3 heart and heads, 2022, oil on canvas, 227.3×227.3 cm

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2023年3月07日

N&A Art SITEにて 川内理香子 個展 “line & colors”開催決定(3/25-4/27)

N&A Art SITEでは、2023年3月25日(土)から4月27日(木)まで、川内理香子の個展 "line & colors" を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名: 川内理香子 "line & colors" 会期:      2023年3月25日(土)―4月27日(木) 12:00-17:00 (日)(月)休 会場:      N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6 / 東急東横線中目黒駅より徒歩5分) 主催:   エヌ・アンド・エー株式会社 協力:      WAITINGROOM ※展示作品は全て販売いたします ※作品のご購入は会場でのお申込制です(メール等でのお申込は頂けません) 申込期間:2023年3月25日(土)―4月8日(土) 開廊時間中のみ受付 ■オープニングレセプション 3月24日(金)17:00-19:00 (作家在廊予定) このたびエヌ・アンド・エー株式会社が企画運営を行うN&A Art SITEでは、川内理香子の個展 "line & colors" を3月25日(土)から4月27日(木)まで開催いたします。 川内は食への関心や身体への違和感を起点とし、身体と精神、もしくは自然と思考の相互関係の不明瞭さを主軸に、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やゴムチューブ、樹脂やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作しています。なかでも油彩作品では、油彩絵具を厚く塗り、その上からペインティングナイフの先端で絵具を削るように線を描く独特の手法が用いられています。本展で展示される13点の新作油彩作品には、レヴィ=ストロースの神話分析から着想を得た動物や植物のモチーフと人体や人間の頭部が混然と配置されており、川内独特の身体観や生命観が感じられます。 本展は、弊社代表の南條史生による企画展シリーズ「NANJO SELECTION」の第1弾として開催いたします。 ■NANJO SELECTIONについて このほど、N&A Art SITEにおいて、NANJO SELECTIONという現代美術展のシリーズを開始します。 長年、現代美術の普及に尽力し、その間多くの作家、作品に出会ってきましたが、それでもまだ新しい発見を求めて、内外多数の展覧会を見て歩いています。そして多くの作品に出会い、作家との対話を重ねた中から、表現上の独自の発展を模索し、成果を上げ始めている比較的若手の作家に焦点を当て、その活動を紹介していきたいと思います。 決して万全とは言えない日本のアート環境の中で、新しく登場した作家たちの意義ある業績を美術史の文脈の中に位置づけながら国際的に紹介していくことは、日本の美術業界の喫緊の課題だと思われます。 1年に4人程度の作家を逐次ご案内申し上げます。ぜひご覧ください。 vol. 1 川内理香子について 「しばしば線は思考であり、色は感情であると言われる。別な解釈をすると線は精神であり、色は肉体である、とも言えるだろう。(中略)私は川内の作品に、この二者の間の緊張を感じとる。線と色は互いの役割を持って画面を埋める。それは精神と肉体の対立と協働のように見える。それが止揚されて作品の総体に昇華する。 その結果、川内の作品には精神の自由、解放、自身の存在への洞察と関心、外に広がる世界への恐れと愛を読み取ることができる。イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンは、『異質な他者とともにあることを、喜びと感じることが愛である』という意味の文章を記している。川内の作品のダイナミズムは対立と矛盾を抱擁し、包含することに由来する『愛』から生じているのではないだろうか。」 —『川内理香子 “line & colors”』図録(2023年発行)より抜粋 南條史生 NANJO SELECTION vol. 2は7月上旬頃より開催を予定しております。 ■同時開催 Rikako Kawauchi solo exhibition human closely 2023年3月26日(日)―4月24日(月) 11:00-19:00 不定休 Lurf MUSEUM(代官山駅より徒歩5分) 150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1-1F 2F ■川内理香子 Photo by Sakiko Nomura 1990 年東京都生まれ。2017 年多摩美術大学大学院・美術学部・絵画学科・油画専攻修了。東京を拠点に活動。多摩美術大学在学中の2014年に参加した公募グループ展『CAF ART AWARD 2014』で保坂健二朗賞を受賞、15年に新進アーティストを対象にした公募プログラム『shiseido art egg』に入選し資生堂ギャラリーで個展を開催、shiseido art egg賞も受賞。22年には『VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』にて大賞のVOCA賞を受賞、同年ドイツのVAN DER GRINTEN GALERIEにてヨーロッパ圏での初めての個展を開催するなど、近年、国内外から注目を集める気鋭のアーティストである。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) 担当:大澤、竹ヶ鼻、新居 press@nanjo.com 03-6261-6098 サムネイル画像 1 TALKING TO YOU, 2022, oil on canvas, 130.3×97 cm 2 WINDY, 2022, oil on canvas, 162×130.3 cm 3 heart and heads, 2022, oil on canvas, 227.3×227.3 cm

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2023年2月16日 宇平剛史 個展「事物の生」

N&A Art SITEでは、2023年3月3日(金)から17日(金)まで、モノクロームを基調とする精緻かつ静謐な仕事で国際的に活躍の場をひろげる、気鋭の現代美術家・デザイナー 宇平剛史の個展「事物の生」を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名:宇平剛史「事物の生」 (英題:Lives of Things) 会期:2023 年3 月3 日(金)-3 月17 日(金)12 :30-17:30 ※(日)は休廊 会場: N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6)※中目黒駅より徒歩5分 入場料:無料 主催:宇平剛史「事物の生」展実行委員会 協賛:ORDINARY BOOKS 協力:エヌ・アンド・エー株式会社、株式会社 三保谷硝子店、POETIC SCAPE、平木康仁 ■オープニングレセプション 2023 年3 月3 日(金) 15 時- 作家在廊 17 時30 分- レセプション(挨拶、乾杯) 19 時30 分 閉会 ■展覧会について 宇平はこれまで、企業とのコミッションワークや美術書の装幀などの仕事で評価を得る一方、現代美術家としての活動を続け、2022 年10 月には初の作品集『Cosmos of Silence』を出版しました。本展は、繊細で複雑な人の皮膚の肌理(きめ)を印刷表現で提示する連作《Skin》をはじめ、真っ白な紙の存在及びテクスチャーと直に対峙する新作の平面作品《White Papers》、光学ガラスの破片を用いた新作の立体作品《Optical Glass》などで構成されます。 かねてより宇平は、事物自体に備わる固有の「生」に関心を持ち、その表皮やテクスチャーとの触覚的な関係の中で制作を行なってきました。連作《Skin》では、人の皮膚が持つ無限の肌理が高精細のグレースケール写真で表現され、実際の皮膚と見紛うほどの生々しい物質感を伴って現前します。さらに本展で発表する新作《White Papers》は、宇平の仕事の基本姿勢である「真っ白な紙の状態がもっとも美しい」という感覚の純粋な現れであり、そこでは紙という事物の存在及びテクスチャーが宇平により全面的に肯定されます。また2021 年に発表した《Glass Balls》に続いて、ガラスをモチーフにした新作の立体作品《Optical Glass》は、光学ガラスの製造過程で偶発的に生成されたガラス片のフォルムが、空間の中で身体や紙といった存在と呼応しながら配置されます。 本展「事物の生」は、通常は後景に存在し、表立って意識されることが少ない紙やガラスといった「事物」とそれら自体に備わるであろう固有の「生」を思考する機会となるでしょう。 ■宇平剛史 現代美術家・デザイナー。1988 年福岡県福岡市生まれ。東京都立大学 (旧首都大学東京) システムデザイン学部インダストリアルアートコース修了。人の皮膚がもつ無限の肌理を高精細のグレースケール写真で提示する連作《Skin》や、数千個のガラスの球体を用いたインスタレーション作品《Glass Balls》などを発表している。2021 年に横浜市民ギャラリーで個展「Unknown Skin」、2020年にNADiff a/p/a/r/t で「呼吸する書物|Breathing Books」を開催。2020 年に3331 Arts Chiyodaで開催された3331 Art Fair に参加し、小池一子賞を受賞。装幀を手がけた主な書籍に、星野太『美学のプラクティス』(水声社、2021 年)、沢山遼『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020 年)、荒川徹『ドナルド・ジャッド』(水声社、2019 年)、横田大輔『Vertigo』(Newfave、2014 年) などがある。2022 年にはこれまでのアートワークとデザインワークで構成した初の作品集『Cosmos of Silence』を出版。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) 03-6261-6098 info@nanjo.com サムネイル画像 1 Left: Goshi Uhira, Skin (4420), Inkjet print on archival paper, 2020 Right: Goshi Uhira, Skin (4234), Inkjet print on archival paper, 2021 2 Left: Goshi Uhira, Skin (4641, part), inkjet print on archival paper, 2021 Right: Goshi Uhira, Skin (4528), inkjet print on archival paper, 2019 3 Left: Goshi Uhira, White Papers (Milt), framed paper, 2022 Right: Goshi Uhira, Optical Glass, selected optical glass, 2023

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2023年2月16日

宇平剛史 個展「事物の生」

N&A Art SITEでは、2023年3月3日(金)から17日(金)まで、モノクロームを基調とする精緻かつ静謐な仕事で国際的に活躍の場をひろげる、気鋭の現代美術家・デザイナー 宇平剛史の個展「事物の生」を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名:宇平剛史「事物の生」 (英題:Lives of Things) 会期:2023 年3 月3 日(金)-3 月17 日(金)12 :30-17:30 ※(日)は休廊 会場: N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6)※中目黒駅より徒歩5分 入場料:無料 主催:宇平剛史「事物の生」展実行委員会 協賛:ORDINARY BOOKS 協力:エヌ・アンド・エー株式会社、株式会社 三保谷硝子店、POETIC SCAPE、平木康仁 ■オープニングレセプション 2023 年3 月3 日(金) 15 時- 作家在廊 17 時30 分- レセプション(挨拶、乾杯) 19 時30 分 閉会 ■展覧会について 宇平はこれまで、企業とのコミッションワークや美術書の装幀などの仕事で評価を得る一方、現代美術家としての活動を続け、2022 年10 月には初の作品集『Cosmos of Silence』を出版しました。本展は、繊細で複雑な人の皮膚の肌理(きめ)を印刷表現で提示する連作《Skin》をはじめ、真っ白な紙の存在及びテクスチャーと直に対峙する新作の平面作品《White Papers》、光学ガラスの破片を用いた新作の立体作品《Optical Glass》などで構成されます。 かねてより宇平は、事物自体に備わる固有の「生」に関心を持ち、その表皮やテクスチャーとの触覚的な関係の中で制作を行なってきました。連作《Skin》では、人の皮膚が持つ無限の肌理が高精細のグレースケール写真で表現され、実際の皮膚と見紛うほどの生々しい物質感を伴って現前します。さらに本展で発表する新作《White Papers》は、宇平の仕事の基本姿勢である「真っ白な紙の状態がもっとも美しい」という感覚の純粋な現れであり、そこでは紙という事物の存在及びテクスチャーが宇平により全面的に肯定されます。また2021 年に発表した《Glass Balls》に続いて、ガラスをモチーフにした新作の立体作品《Optical Glass》は、光学ガラスの製造過程で偶発的に生成されたガラス片のフォルムが、空間の中で身体や紙といった存在と呼応しながら配置されます。 本展「事物の生」は、通常は後景に存在し、表立って意識されることが少ない紙やガラスといった「事物」とそれら自体に備わるであろう固有の「生」を思考する機会となるでしょう。 ■宇平剛史 現代美術家・デザイナー。1988 年福岡県福岡市生まれ。東京都立大学 (旧首都大学東京) システムデザイン学部インダストリアルアートコース修了。人の皮膚がもつ無限の肌理を高精細のグレースケール写真で提示する連作《Skin》や、数千個のガラスの球体を用いたインスタレーション作品《Glass Balls》などを発表している。2021 年に横浜市民ギャラリーで個展「Unknown Skin」、2020年にNADiff a/p/a/r/t で「呼吸する書物|Breathing Books」を開催。2020 年に3331 Arts Chiyodaで開催された3331 Art Fair に参加し、小池一子賞を受賞。装幀を手がけた主な書籍に、星野太『美学のプラクティス』(水声社、2021 年)、沢山遼『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020 年)、荒川徹『ドナルド・ジャッド』(水声社、2019 年)、横田大輔『Vertigo』(Newfave、2014 年) などがある。2022 年にはこれまでのアートワークとデザインワークで構成した初の作品集『Cosmos of Silence』を出版。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) 03-6261-6098 info@nanjo.com サムネイル画像 1 Left: Goshi Uhira, Skin (4420), Inkjet print on archival paper, 2020 Right: Goshi Uhira, Skin (4234), Inkjet print on archival paper, 2021 2 Left: Goshi Uhira, Skin (4641, part), inkjet print on archival paper, 2021 Right: Goshi Uhira, Skin (4528), inkjet print on archival paper, 2019 3 Left: Goshi Uhira, White Papers (Milt), framed paper, 2022 Right: Goshi Uhira, Optical Glass, selected optical glass, 2023

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2023年1月23日 Taiji Terasaki『Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ー楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化ー』

N&A Art SITEでは、2023年2月3日(金)から24日(金)まで、ホノルルを拠点に活動する日系アメリカ人アーティスト、Taiji Terasakiの個展「Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ―楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化―」を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名:Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ―楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化― 会期: 2023年2月3日(金)-2月24日(金) 12:00-17:30 ※休:日・月(2月11日(祝・土)、2月23日(祝・木)は開廊) 会場: N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6)※中目黒駅より徒歩5分 入場料:無料 協力: エヌ・アンド・エー株式会社 2⽉3⽇(金)17:00-19:00  N&A Art SITEにてレセプションを行います(作家在廊予定)。 ■展覧会について タイジ・テラサキは、ハワイの南 1,100 マイルに位置する野生生物保護区、パルミラ環礁でのアーティスト・イン・レジデンス(2018年)に参加したことを契機に、環境保全活動に目を向けるようになりました。第二次世界大戦中に人間の活動によって荒廃していたこの環礁は、その後、科学者や自然保護の専門家による慎重な管理によって回復し、環境問題の解決策を模索する上で重要な場所となっています。 本展では、パルミラの豊かな生態系を、作家独自の技術を駆使して紹介します。霧をキャンバス代わりにして写真を投影する「ミスト・フォトグラフィー」の技法を用いた『Palmyra Biodiversity』では、バランスのとれた生態系の、繊細で儚い様が表現されています。『Beauty』では、特注の手漉き和紙に独自の印刷技法により写真をプリントし、ホログラムのような独特の表現を試みています。 テラサキの作品に見られる復活したパルミラの生命力は、自然の回復力を強く提示すると同時に、人間の努力に秘められた可能性をも示唆し、未来への希望を与えるものです。 ■Taiji Terasaki(タイジ・テラサキ)について ハワイ・ホノルルを拠点に活動する日系アメリカ人のアーティスト。ニューヨーク市立大学ハンター校、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校MFA(芸術修士)プログラムで学ぶ。 表現方法は写真、彫刻、インスタレーションなど多岐にわたるが、特に、霧をキャンバス代わりにして写真を投影する「ミスト・フォトグラフィー」などの先駆的な作品で知られる。作品の主題は固有の文化や環境の保護、保全といった題材が多く、自然環境と人間の連関を考える作品を多く制作している。 ホノルルのアートコミュニティの発展にも注力し、長年にわたりホノルル美術館の理事を務め、現在はホノルル・ビエンナーレ財団の理事を務めている。近年では、非営利団体「Make Visible」を設立し、アーティストの活動を促進し、展示の機会を創出するためのプラットフォームの構築を目指し、活動を続けている。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) E-mail: info@nanjo.com

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2023年1月23日

Taiji Terasaki『Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ー楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化ー』

N&A Art SITEでは、2023年2月3日(金)から24日(金)まで、ホノルルを拠点に活動する日系アメリカ人アーティスト、Taiji Terasakiの個展「Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ―楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化―」を開催いたします。 ■開催概要 展覧会名:Paradise Reborn: Rewilding Palmyra ―楽園の再生:パルミラ環礁の再自然化― 会期: 2023年2月3日(金)-2月24日(金) 12:00-17:30 ※休:日・月(2月11日(祝・土)、2月23日(祝・木)は開廊) 会場: N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6)※中目黒駅より徒歩5分 入場料:無料 協力: エヌ・アンド・エー株式会社 2⽉3⽇(金)17:00-19:00  N&A Art SITEにてレセプションを行います(作家在廊予定)。 ■展覧会について タイジ・テラサキは、ハワイの南 1,100 マイルに位置する野生生物保護区、パルミラ環礁でのアーティスト・イン・レジデンス(2018年)に参加したことを契機に、環境保全活動に目を向けるようになりました。第二次世界大戦中に人間の活動によって荒廃していたこの環礁は、その後、科学者や自然保護の専門家による慎重な管理によって回復し、環境問題の解決策を模索する上で重要な場所となっています。 本展では、パルミラの豊かな生態系を、作家独自の技術を駆使して紹介します。霧をキャンバス代わりにして写真を投影する「ミスト・フォトグラフィー」の技法を用いた『Palmyra Biodiversity』では、バランスのとれた生態系の、繊細で儚い様が表現されています。『Beauty』では、特注の手漉き和紙に独自の印刷技法により写真をプリントし、ホログラムのような独特の表現を試みています。 テラサキの作品に見られる復活したパルミラの生命力は、自然の回復力を強く提示すると同時に、人間の努力に秘められた可能性をも示唆し、未来への希望を与えるものです。 ■Taiji Terasaki(タイジ・テラサキ)について ハワイ・ホノルルを拠点に活動する日系アメリカ人のアーティスト。ニューヨーク市立大学ハンター校、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校MFA(芸術修士)プログラムで学ぶ。 表現方法は写真、彫刻、インスタレーションなど多岐にわたるが、特に、霧をキャンバス代わりにして写真を投影する「ミスト・フォトグラフィー」などの先駆的な作品で知られる。作品の主題は固有の文化や環境の保護、保全といった題材が多く、自然環境と人間の連関を考える作品を多く制作している。 ホノルルのアートコミュニティの発展にも注力し、長年にわたりホノルル美術館の理事を務め、現在はホノルル・ビエンナーレ財団の理事を務めている。近年では、非営利団体「Make Visible」を設立し、アーティストの活動を促進し、展示の機会を創出するためのプラットフォームの構築を目指し、活動を続けている。 【展示についてのお問い合わせ】 N&A Art SITE(エヌ・アンド・エー株式会社) E-mail: info@nanjo.com

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