ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展
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展覧会の企画、キュレーション、 コーディネーション業務
多様な展開を見せている韓国現代美術の現在を、彫刻、絵画、写真、映像、インスタレーションなど、様々なメディアを用いた作品によってご紹介します。参加作家は、活躍目覚ましい若手作家が中心となり、日本で初めて紹介される作家も多数含まれました。
韓国の現代美術は、独自の文化、伝統にもとづいた美意識や歴史を背景に、近年はさらに情報化社会や美術を取り巻く環境の推移なども反映しながら、目覚ましく変化を遂げています。タイトルの<ダブルファンタジー>とは、現代社会のひとつの断面を表す言葉として用い伝統と革新、人工と自然、現実と虚構、ローカルとグローバルなど、相反するものが対立ではなく、共存、もしくは混在している状況を示しています。
本展では、そうした時代の様相を掴みとり視覚化している作品にフォーカスし、これまでのステレオタイプなイメージを超えた、新しい韓国現代美術の息吹をお伝えすることを目指しました。
【基本情報】
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2009年7月12日 - 10月12日
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団、中国新聞社
助成:財団法人地域創造
協力:アシアナ航空
企画:ナンジョウアンドアソシエイツ
キュレーション:北澤ひろみ(ナンジョウアンドアソシエイツ)