大阪・関西万博 ART for EXPO 2025
Categories :
パブリックアート、 コーポレートアートのコンサルティング業務
展覧会の企画、キュレーション、 コーディネーション業務
広報およびブランディング業務
ART for EXPO 2025
名和 晃平
NAWA Kohei
Snow-Deer
2025
展示場所:東ゲートゾーン 東ゲート広場 インフォメーションセンター前
降り積もる新雪のようにふっくらと輝く白鹿は、神道などにおいて古来から神使として親しまれてきました。本作の神鹿は温暖化による海面上昇やさらなる気候変動を感じ取り、いずれ訪れる氷河期の未来を静かに見つめているのかも知れません。田中仁氏 / (株)ジンズホールディングスCEO、(株)大丸松坂屋百貨店、(株)平和合金の支援のもと制作されました。
所蔵 | 個人蔵
Collection | Private Collection
ジュン・T・ライ
Jun T. Lai
Bloom Paradise. Flower of Hope
2019
展示場所:東ゲートゾーン 東ゲート広場 NTTパビリオン横
まるで大きな蓮の花が咲いているかのような本作品は、「生命の創造」と「生命の再生」を象徴しています。中華民国(台湾)文化部、台流文化黒潮計画、財団法人ジュン・T・ライ芸術文化基金会の支援のもとに展示された本作品は、色とりどりの花びらで構成されていますが、これらは多文化の共創を表現しています。
所蔵 | アーティスト
Collection | Artist
奈良 祐希
NARA Yuki
Prayer Vessel
2025
展示場所:エンパワーリングゾーン ポップアップステージ東 光の広場(アメリカパビリオン道路挟んで向かい側)
陶芸家であり建築家でもある奈良祐希は、陶芸と建築の融合による新たな藝術の可能性を追求しています。奈良は石川県金沢市に生まれました。2024年に甚大な被害をもたらした能登半島地震の復興への祈りを込めて、「手と手を合わせる」、「地球」を想起させるアートを、同じく金沢市を拠点とするステンレス(株)の支援のもと制作しました。展示は山九(株)が協力しました。
所蔵 | アーティスト
Collection | Artist
ジュリアン・オピー
Julian Opie
People 14.
2014
展示場所:エンパワーリングゾーン オーストリアパビリオン隣
作者は街を歩く見知らぬ人々をモデルに、シンプルでありながら細部を見事に捉えた表現言語を用いることで、生き生きとした都市の風景を描き出しています。LEDディスプレイをアートの媒体として選ぶことで、作品は都市を映し出す鏡のように機能し、行き交う人々をモニュメントに変えています。本作品は、GMOインターネットグループ株式会社の創業者である熊谷正寿氏の代表的なコレクションのひとつです。
所蔵|熊谷コレクション
Collection | Masatoshi Kumagai Collection
国松 希根太
KUNIMATSU Kineta
WORMHOLE
2025
展示場所:コネクティングゾーン ポップアップステージ北 空の広場
木は長い年月をかけてその土地の歴史や時代を見つめてきた証人です。雨龍研究林(北海道大学)に生えていたミズナラの巨木には、苔などの異なる種の植物も共生しており世代を更新しています。その姿は今を生きる私たちにも学びを与えるでしょう。山九(株)の支援のもと展示された「WORMHOLE」はブラックホールなど時空を越えた場所との繋がりを意味しています。
所蔵 | アーティスト
Collection | Artist2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博は、1970年以来、大阪で開催する二度目の正式な国際博覧会です。
この重要な機会に、世界中から訪問する観客の方々に、今を生きるアーティストのアート作品を紹介し、日本のクリエイティビティと共に、現代のアートがどのようなものかを感じていただくために、関西万博パブリックアートプロジェクトを実施いたしました。
作品は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を考慮して、生命、自然、環境、宇宙の広がりと尊さを表したものから構成されています。「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとしてのリングともマッチする作品です。
この計画にご賛同いただきました多くのアーティストの方々、スポンサーの皆様に御礼申し上げます。