南條 史生

1949年東京生まれ。1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。1978-86年国際交流基金、1986-90年ICAナゴヤディレクター、1990年-2002年及び2014年-エヌ・アンド・エー(株)代表取締役、2002-06年森美術館副館長、2006年11月-2019年同館館長、2020年-同館特別顧問。

ICOM(国際博物館会議)及びAICA(国際美術評論家連盟)会員。これまでの美術を通じた国際交流への貢献に対し2007年度外務大臣表彰を受賞。2016年フランス共和国芸術文化勲章オフィシエ叙勲。

国際的な展覧会、審査員の経験として、1988年ヴェニス・ビエンナーレ「アペルト88展」コミッショナー、1991年カーネギー・インターナショナル展コミッショナー及び審査員、1997年ヴェニス・ビエンナーレ日本館コミッショナー、1998年台北ビエンナーレコミッショナー、ターナープライズ(英国)審査委員、1999年アジアーパシフィック・トリエンナーレ(オーストラリア) コ・キュレーター、2000年シドニー・ビエンナーレ国際選考委員、ハノーバー国際博覧会日本館展示専門家、2001年横浜トリエンナーレ2001アーティスティック・ディレクター、2002年サンパウロ・ビエンナーレ東京部門キュレーター、2005年ヴェニス・ビエンナーレ金獅子賞国別展示審査員、2006年及び2008年シンガポール・ビエンナーレ アーティスティック・ディレクター、2016年茨城県北芸術祭総合ディレクター、2017年ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアル・ディレクターを歴任。

森美術館において、企画及びキュレーターとして参画したもの等として、2004年「クサマトリックス:草間彌生展」、2004-5年「アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展1950-2005」、2007年「ル・コルビュジェ展:建築とアート、その創造の軌跡」、2008-9年「チャロ―!インディア:インド美術の新時代」、2009-2010年「医学と芸術展:生命と愛の未来を探る―ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」、2011年「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」、2011-12年「メタボリズムの未来都市展―戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」、2012年「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」、2013年「LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」、2015-16年「村上隆の五百羅漢図展」、2015年「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」、2016-17年「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」、2018年「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」、2019-20年「未来と芸術展:AI,ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」がある。

アートコンサルタント関連業務として、1995年新宿アイランドパブリックアートプロジェクト、1997年博多リバレインアートプロジェクト、2006年シンガポールVIVO CITYアートプロジェクト等のパブリックアート計画、1999年大林組東京本社コーポレートアート計画などのアートディレクション、2008年開館の十和田市現代美術館および2020年7月開館の弘前れんが倉庫美術館の設立計画・準備年の監修及びデレクションを担当し、現在、十和田市現代美術館総合ディレクター、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐を務める。

行政に関わる役割として、2011-12年経済産業省クリエイティブシティ研究会、2012年経済産業省クールジャパン官民有識者懇談会、外務省広報文化外交のあり方に関する有識者懇談会、2012年- JAXA文化・人文社会科学利用パイロットミッション選定委員会、2012-13年文化庁国立文化施設におけるパブリックリレーションの向上における調査研究会、2013-14年文化庁東アジア文化都市選定協力者委員会、2014年総務省「ファブ社会」の展望に関する検討会、文化庁現代美術の海外発信に関する検討会議、内閣府クールジャパンムーブメント推進会議、東京都美術館・博物館のネットワーク化に向けた意見交換会、2015-16年度文化庁文化審議会文化政策部会、2017年12月-2018年6月宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品の保存・公開の在り方に関する有識者懇談会、2015年8 月-2021年3月現在 外務省ジャパンハウス有識者諮問会議 等に参加。

大学講師(非常勤)として、慶應義塾大学アートマネジメント講座(1991年-2013年)、同アートマネジメント大学院講座(2011年-2014年)、同グローバルセキュリティ研究所開設の森ビル寄付講座「アートと社会」(2010年-2014年)ほか、首都圏や金沢、山形、京都の美術系大学で講座や講演、作品講評を行う。

著書に「美術から都市へ~インディペンデントキュレーター15年の軌跡~」(鹿島出版会/1997年)、「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社/2010年)、「アートを生きる」(角川書店/2012年)がある。

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